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中国は誠意が通じない国、なぜ貴重な税金を与えるのか

人権擁護法案マガジン第174号(6月9日発行)より再掲載。


円借款再開】小泉首相に申す 中国は誠意が通じない国…日本を貶める国になぜ貴重な税金をなぜ与えるのか〜櫻井よしこ[6/8]
http://news18.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1149747861/l50


1 :ポリリーナφ ★ :2006/06/08(木) 15:24:21
小泉首相に申す 「誠意」が通じない国 櫻井よしこ


 小泉純一郎首相は6日、凍結中の対中円借款を解除、約740億円の供与を決めた。同日、中国外務省はこれを「不十分」とし「両国関係の改善と発展のために具体的で誠実な行動」を求めた。
 中川昭一農水相が「なんでまた援助を再開するのか正直言って分からない」と語ったように、国民にとっても分からない。
 援助再開は現状打開のためという見方がある。日中関係を”打開”するのであれば、援助の使い道はむしろ逆でなければならない。援助は日本の譲歩としてではなく、中国の譲歩を引き出すためにこそ用いるべきなのだ。
 そもそもなぜ援助は凍結されたのか。それには十分かつ正当な理由があった。日本国民は、中国の横暴に心底憤っているのであり、援助凍結はその表現だ。反日デモ、領海侵犯、尖閣領有宣言、東シナ海の海底資源の略奪、日本の
国連常任理事国入りへの執拗な反対工作、靖国神社参拝での内政干渉、際限のない軍事力の増強等々。(中略)
 次の失敗は皇室外交だ。89年の天安門事件で国際社会は中国に経済制裁を科した。それを、91年、先頭に立って解除したのは日本だった。中国のために骨を折ったつもりが、日本は思いがけないしっぺ返しを受ける。
 92年2月、中国が領海法を定め、尖閣諸島を中国領としたのだ。日本の領土を奪う中国に日本はしかし、またもや、スジを曲げて譲歩し、同年10月日本の持てる最高最善の外交カードを切り、天皇皇后両陛下のご訪中を実現させたのだ。
 国内の強い反対に抗して断行されたご訪中だったが、その効果は当時も今も疑わしい。天皇陛下との会見で江沢民は「歴史を戒めとする」と発言。(中略)
 経団連の新会長、御手洗富士夫氏が靖国問題日中関係の妨げになっていないと述べた。眼前の利益のために己の心や、譲ってならない国益を投げ捨てることの愚を悟らせる発言だ。中国の横暴さも理不尽さも、小泉首相よりは、国民のほうが敏感に感じとっている。だからこそ、中国の罠にはまり、国民の想いとかけ離れた対処をすれば、己の政治生命が危うくなることに、小泉首相も与党も気づかなければならない。


ソース:産経新聞(東京版)6月8日14版3面(総合面)
Web上では見ることが出来ないため、記者が確認してテキスト化しました。