ヤマハ発、知ってて輸出した

無人ヘリ「規制品に該当」　ヤマハ発不正輸出　０５年末の内部資料　軍事用途認識も記載
（中日新聞２月２８日朝刊１面）

（省略）
　内部資料は、同社が経済産業省の立ち入り検査を受ける一週間前の２００５年１２月１５日付。……さらに、資料作成前に輸出したヘリが、外為法の輸出貿易管理令でリストアップされている規制品に当たるかどうかについて「該当貨物であると思われるが、未照会」などと見解を記している。また、０３年８月２２日にＢＶＥへ輸出した記載のある個所には「インターネット記事から軍事用途の認識があったと思われる」などと記している。（以下略）

ＢＶＥのプロモビデオ「ヤマハ無人ヘリは軍事利用可能」

「軍事転用」のビデオ受領＝ヤマハ発、その後も輸出−リスク認識か・無人ヘリ事件
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000201-jij-soci

　ヤマハ発動機の無人ヘリ不正輸出未遂事件で、同社が2004年に、同社製のヘリについて「軍事分野で運用可能」などと解説した輸出先の中国企業のプロモーションビデオを受け取っていたことが27日、分かった。ヤマハ発がこの後も事件発覚までヘリを輸出していたことも判明。静岡、福岡両県警合同捜査本部は、軍事転用のリスクを認識しながら、輸出を続けていた疑いが強いとみて、調べている。
　このビデオは、中国・北京の航空専門会社「北京必威易創基科技有限公司」（BVE社）の製作。合同捜査本部が昨年1月、ヤマハ発を家宅捜索した際に押収した。