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第2回伊福部昭音楽祭

第2回 伊福部昭音楽祭 公式サイト
http://ifukube-fes.com/?p=91


 ついに詳細が発表されました。映画「地球防衛軍」公開50周年の今日、それと関係あるのか分かりませんが、やっと発表されました。詳しくは公式サイトを見てもらうとして、それぞれの曲についてコメントしていきます。


 映画「大坂城物語」は、DVDが出ていないため、なかなか見ることの出来ない映画です。ただ、内容はいまいちです。最後のほうのアクションシーンで、タプカーラをバックに三船敏郎が活躍するところは、見所がありますが。見たことない人は、いい機会かもしれません。ただ、私の場合は最後のほうだけ見れればいいかなという感じです。こういう古い映画をスクリーンで見る機会はまずありませんしね。
 その後サロンではギター演奏が聴けるようです。トッカータしか書かれていませんが、基本的に伊福部さんのギター曲は3つしかありませんので、だいたい想像がつきます。ただ、デュオ・ウエダほか、様々なギタリストが管弦楽曲などをギター編曲しているので、そのへんは分かりません。ピアノ組曲が演奏されることから考えて、可能性としては交響譚詩を挙げておきます。

メインコンサート第1部

 オーケストラは「伊福部昭記念オーケストラ」。この日のための特別なオーケストラでしょうか。指揮者は堀俊輔という人。私は知りません。うまいのでしょうか?
 ピアノ組曲ニコニコ動画に一つ上がっていますが、盆踊などはもっとゆっくり演奏されることでしょう。
 サロメは琴版を持っていないので、よく分かりませんが、クライマックスの盛り上がる部分です。第1回に続いて野坂・小宮の親子コンビが演奏。私はもしかすると「サロメのバレエを上映するかもしれない」と思っていたのですが、それはさすがにありませんでしたね。ただ、映画上映というサプライズはありましたが。
 ヴァイオリン協奏曲第1番のピアノ・打楽器伴奏版は、藤田崇文編曲の音楽祭特別版ということですが、第1番・第2番のピアノリダクション版は、伊福部先生ご本人が編曲なさっており、楽譜も出版されています。私は2曲とも初演されるのではないかと思いましたが、予想が外れました。しかし、何故に藤田崇文編曲?

メインコンサート第2部

 「土俗的三連画」は要するに普通の編成ということでしょうか? 私はこの曲、コンサートで聴きたいと思うほど好きというわけではありません。
 続く[Hommage to Akira Ifukube](松村禎三)は、「9人の門弟が贈る<伊福部昭のモチーフによる讃>」の1曲です。伊福部先生へのオマージュ作品で、喜寿コンサートのCDに入っていますが、そのCDは持っていません。伊福部さんの「文化功労者顕彰お祝いコンサート」でも演奏された模様。それは2004年2月の話です。
 聖なる泉は、藍川由美女史が歌っているクラシック版に、SF交響ファンタジー第2番の演奏を足したような内容になると予想。「ゴジラvsモスラ」エンディングに近い雰囲気かと。
 コタンの口笛は、「アイヌ叙事詩に依る対話体牧歌」第2曲にオーケストラの伴奏を加えたものだと思います。オリジナルはティンパニのみです。このように弟子が編曲したものに「ギリヤーク族の古き吟誦歌」があります。これは米寿コンサート他、初演の古希コンサートがあります。しかし古希コンサートは詳細不明、CDも出ていないようです。さて、同じメロディは「交響的音画 釧路湿原」第3曲「冬」にも出てきます。釧路湿原をスクリーンに映像を流しながら演奏するという企画があっても面白いですね。
 「ゴジラ」より、は何故SF交響ファンタジーを演奏しないのか、という感じですが、ゴジラのテーマだけ演奏するのか、日本狂詩曲もどきの「大戸島の神楽」でもやるのか、前回「ビルマの竪琴」として演奏された「帝都の惨状」でもやるのか。多分メインタイトルだけやるんじゃないかと思いますが。
 「大坂城物語」より、この映画が今回の最初と最後を飾ることになるようです(アンコールがあれば別だが)。「ゴジラvsキングギドラ」にも使われたメインタイトルや、スーパーX3のテーマの元ネタ、シンフォニアタプカーラ第1楽章の最後のほうなど、いい曲は多いですが、どんな風になるのでしょうか。私はタプカーラを普通にやってくれたほうが嬉しいのですが。
 映画上映にシンポジウムにギターにピアノに琴にヴァイオリンに歌にオーケストラ。何とも豪華な、取り散らかった感じもするコンサート。ともかく楽しみにしています。