台湾、初めて「台湾」名義で国連加盟申請
台湾名で初の国連加盟申請
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070721AT2M2003220072007.html
台湾の陳水扁総統は19日、台湾名での国連加盟申請書を米ニューヨーク駐在の当局者を通じ、国連の潘基文事務総長あてに正式に提出した。総統府が20日の記者会見で発表した。
台湾は「中華民国」の名称で昨年まで14年連続で加盟を申請してきたが、台湾名は初めて。陳総統は国際社会に台湾の存在をアピールする一方、有権者の台湾人意識を高め、来年3月の総統選に勝ち、与党、民主進歩党(民進党)の政権維持を図る狙いのようだ。
「一つの中国」の原則を主張する中国などの反対により、これまで同様、申請が門前払いにされるのは確実だが、中国は「台湾独立への動き」とみて警戒を強めそうだ。
総統府当局者は今回の申請理由として(1)世論調査で住民の77.3%が希望(2)台湾は主権独立国家で、中国の一部ではない(3)国連憲章の理念の下、台湾住民の人権が保障されるべきだ――などを列挙した。
(VIPまとめより)
中日新聞の21日朝刊の記事から補足すると、14年連続で加盟申請してきた、その最初の年は1993年。世論調査では「台湾」名義の国連加盟に77.3%が賛成している。