人権擁護法案マガジン・ブログ版

人権擁護法案マガジンのブログ版です。人権擁護法案反対VIP総司令部まとめサイトはこちら http://zinkenvip.fc2web.com/

皇室と戦争とわが民族(★★★)

おすすめ度★★★(5段階)
1960年、新東宝製作。監督:小森白、音楽:橋本力、神武天皇東条英機嵐寛寿郎
ビデオのみでDVDは出ていません。意外と悪くない作品ですが。明治天皇を演じたアラカンが、今度は神武天皇を演じます。また、「大東亜戦争と国際裁判」で演じた東條大将も演じています。東征の話はちょっとしかやりません。しかも、ああ、金色に輝くとんびが、なんともしょぼい。そのシーン、見るのは時間の無駄です。しかし、神武天皇明治天皇が実はうりふたつというのは、なかなか面白い。この映画を見ただけでは、明治天皇は出てきませんけど、つまり明治天皇は第二の神武天皇(建国の英雄)だったんだよ!ってことです。でもこの映画では神武天皇=東條大将です。なんだかしょぼいですね。大東亜戦争は予算不足のせいか当時のフィルムに再現フィルムを織り交ぜています。当時の実写が見たい人にはおすすめです。まあ「大東亜戦争と国際裁判」を見れば、そっちでも出てくるわけですけど。終戦のところで「日本のいちばん長い日」と同じ話をやっています。こっちのほうが7年先なのですが、「日本のいちばん長い日」ほど重みを感じません。昭和天皇の地方巡幸が見られるのは嬉しいですね。18歳で立太子式を行う今上陛下も見られます。それから、お若い頃の皇后陛下も本当にお美しい。畏れ多いことですが、惚れそうなくらいお美しいのですよ。現在の皇太子殿下のご誕生で終わります。見終えると結構充実感がありますが、ぶっちゃけ何の映画だったのか分かりません。いや、「皇室と戦争とわが民族」ですよ。「皇室と日本人と大東亜戦争」と言い換えたほうが分かりやすいですかね。もう「皇室と日本人の昭和」でいいや。最後に昭和天皇の遺影みたいなシーンがありますが、当時は全然元気でいらしたんですよ。1960年ですから。最初の「昭和の日」にDVD出せこんちきしょー!