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第16回人権問題等調査会の内容

人権擁護法案論議臨時国会に持ち越し
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080620/stt0806202058010-n1.htm

 自民党の人権問題調査会(会長・太田誠一総務庁長官)は20日の会合で、人権擁護法案をめぐる協議をいったん休止し、臨時国会の召集にあわせて再開することを決めた。
 人権委員会の権限を大幅に縮小した修正案(太田私案)への批判は根強く、会合で「結論を出すのは時期尚早だと決断するのも調査会長の見識だ。機が熟していないので私案は取り下げてほしい」(古屋圭司衆院議員)など協議打ち切りを求める声が相次いだ。しかし、太田氏は「機が熟していないのは分かるが、さらに具体的、個別的に詰めていきたい」と協議継続の意向を示した。


人権調査会閉会後の審議は中止も、太田私案の法制化始まる
http://prideofjapan.blog10.fc2.com/blog-entry-1537.html

 昨日朝8時から、自民党本部にて人権問題等調査会が開催されました。焦点は二つです。
 第一に、この人権問題等調査会を国会閉会中も続行するのか、という点です。閉会中になると、特に衆議院議員は地元に戻るため、出席が難しくなります。そこで、反対派議員が出席しなくなったときを見計らって、「会長一任」をとりつけるのではないかという危惧がありました。
 この点について太田会長は「国会閉会中は開催しない」と明言しました。これは、大成果だと思います。
 ……ところが、太田会長はあくまで自分の私案にこだわり、現在、法務省の方で法制化作業を進めていることを公表しました。
 つまり、臨時国会開催とともに、人権問題等調査会で、太田私案が法案という形で提案されることになるのです。夏の陣に向けて、地元に帰る国会議員に対して、太田私案反対の働きかけをお願いします。……


人権調査会 馬渡龍治ブログ
http://blog.mawatari.info/?eid=653590

 8時からの「人権問題等調査会」は太田誠一会長の他、古賀誠代議士ら多くの大物議員が出席して開かれました。
 前回のこの調査会における西田昌司参議院議員の発言に対して、抗議の“怪文書”的なものが出回っていることについて、稲田議員から太田会長に見解を求める場面がありました。「名誉毀損で訴訟をすると書いてあって、さらに太田会長から西田議員を指導してほしいと書いてある。議員の言論の自由を奪うようなことを許してはいけないはず。会長はどう思うのか」という内容です。本当だったら太田会長から「このような文書を配るのは困る。充実した議論ができなくなると抗議をします」と言ってほしかったのですが、「その書面は読んでいないので分からない」との会長の答弁でした。
 それから、チェックリストが配られました。太田試案に対するものです。○とか×とか太田会長が説明に使ったもので、一見良くできているように分かりやすくしたかったのでしょうが、逆になんのためのチェックリストなのかわかりませんでした。それに予め打ち合わせをしたと思われる”模範解答”のチェックリストが間違って一枚配られていて、戸井田議員から、「これはなんですか」と指摘すると、「なんでこんなのが出回ってるんだ」と役員が慌てる場面がありました。
 それに対して早川代議士から、「包括法を議論するのではなく、個別法でどれが足りないかを議論すべき。公権力の人権侵害は『話し合い』の中に入れるものではない。もし、いまの法案をまとめたとしても法務委員会にはこの法案に対して消極的な委員が多い。成立できないだろう。自民党の法務部会でも難しい。無理にまとめようとするのではなく、個別法で人権救済の穴を埋めるような議論にもっと時間を使い成立可能な法案にすべき」と明快な反論がありました。
 「議論は続けるべき、夏は論点整理を続けてほしい」と調査会の役員から提言がありましたが、うやむやになりました。ただ、「いまは機が熟していないと言う意見もありますので、夏の間は法務省に詰めてもらって、秋に備えたい」と太田会長からの提言がありましたが、これもホントかどうか…。