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吉田松陰12の言葉 おまけ

人権擁護法案マガジン第166号(4月27日発行)を加筆修正。

おまけ1

「人は私を狂夫と見るだろうが、私は猛士であっても狂夫ではない。しかし孟子でさえも狂を教えたのだから、あえて狂夫と言われてもよい」


松陰先生は「二十一回猛士」と名乗った。吉田を分解すると十、一、口、口、十となる。それで二十一回だ。かつての名字「杉」も十、八、三。本名は大次郎とか寅次郎とかいったので、猛士は寅からきているのだろう。死ぬまでに二十一回、猛士となって行動するという意味。

おまけ2

「御勉強されられい」入塾者に対し松陰先生が最初に投げかけた言葉。


「凡そ生れて人たらば、宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。蓋し人には五倫あり……」人間はどのように生き、どのように死ぬべきか。日本国とは何であり、日本人とは如何なる民族であるか。我々が行なうべきことは一体何なのか。寿命というものは分からぬものだから、このような問題は先延ばしできない。私の考えでは、人間にとって人生の目的とは、他の動物とは全く異なる。他の動物は子孫を残すために生きている。しかし、松陰先生に子息はいない。もし人生の目的が「子孫を残すこと」のみならば、一体松陰先生のどこが偉いのか。人間は知能や理性があり、いずれ死ぬと知っているのだから、その生き方も自ずから他の動物とは異なるはずだ。そして、いつ死ぬかということまでは分からないのだから、いつ死んでもいいように、学問をし、覚悟をしていなければならない。武士には戦場があったが、現在でも事故や病気、事件や災害がある。そして、いつ死ぬか分からぬのは自分だけでなく、誰もが同じなのだから、人と接する時はいつでも真剣勝負でありたいものだ。面白きこともなき世を面白く(高杉晋作の辞世、「住みなすものは心なりけり」は野村望東尼によるつけたし)。志無くして人生に指針無く、方向定まらざれば進むこと能わず。立ち往生して何が面白いだろうか。(黒澤明志村喬の映画「生きる」を見よう!)

おまけ3

「先生は塾生に書を講ずるにあたり、忠臣・孝子が身を殺し節に殉ずるなどのことに至ると、目に涙をため、声を震わせ、甚だしいときは熱涙が本にしたたるほどであった。つられて塾生も感涙にむせぶということがよくあったまた逆臣が君公を苦しませるような話になると、まなじり裂け、大声を発して怒髪天を衝くというありさまであった」塾生の言葉。忠臣と言えば楠木正成赤穂浪士、あるいは支那文天祥か。
http://ja.wikibooks.org/wiki/正気の歌
其の日月を貫くに当たりては  生死、安くんぞ論ずるに足らん

おまけ4

人権擁護法案マガジン第173号(6月8日発行)を加筆修正。


以下、「吉田松陰」(海原徹)より、いくつか。


もともと松陰は、言葉使いが丁寧で、子供組に「おまへ」と言うことはあったが、やや年配のものに対しては大てい「あなた」と呼び掛けたという。(192ページ)


自学自習する塾生たちに、松陰は多読でなく精読を説いたが、なかんずく本を読むさい、必ず抜書きや抄録をすることを熱心に勧めた。(197ページ)


野山再獄時代の松陰は、信頼してきた塾生たちの裏切りや離反に絶望し、一時盛んに死ぬことを考えている。……片時も生きていることが五月蠅くなった、自分は一日もこの世にいたくないから早く死罪になるように斡旋して頂きたい(231ページ)


……命が惜しいとまで言い出した。なぜなら自分ほど尊王の志が篤く政治情勢に詳しい人間はおらず、自惚れではあるが、神州のために命を大切にしなければならず、軽々しく死ぬべきではないというわけである(232P)

おまけ5

人権擁護法案マガジン第173号(6月8日発行)を加筆修正。


http://www.sal.tohoku.ac.jp/~kirihara/20041009.html
天照の神勅に「日嗣の隆えまさんこと、天壌と窮りなかるべし」と之れあり候所、神勅相違なければ日本は未だ亡びず、日本未だ亡びざれば正気重ねて発生の時は必ずあるなり。只今の時勢に頓着するは神勅を疑ふの罪軽からざるなり。


http://ddb.libnet.kulib.kyoto-u.ac.jp/exhibit/ishin/shouin/doc/kaisetsu_j/no07.html
天照ノ神勅ニ、日嗣之隆興、天壞無窮と有之候所、神勅ノ相違なけれハ、日本ハ未タ亡ヒズ、日本未タ亡ビサレハ、正気重テ発生ノ時ハ必ある也。只今ノ時勢ニ頓着スルハ、神勅ヲ疑ノ罪輕からさる也。
皇神ノ誓おきたる國なれハ 正しき道のいかて絶へき
道守る人も時には埋もれとも みちしたゑねハあらわれもせめ
矩方(のりかた=松陰の諱、いみなと読み、正式な名前を意味する)