週刊朝日が「皇太子、皇籍離脱を考える」
◆“皇籍離脱”原書記述なし 宮内庁、週刊朝日に再抗議
(東京 06/12/01)
http://www.tokyo-np.co.jp/flash/2006120101000749.html
週刊朝日が洋書からの引用として「皇太子さまが皇籍離脱を考えていた」とする記事を掲載したことに宮内庁が抗議している問題で、宮内庁東宮職は1日までに「原書にはそのような記述はない」として、あらためて抗議する文書を同誌編集部に送った。
問題の書籍は、オーストラリア紙の元東京特派員が書いた「プリンセス・マサコ」英語版。週刊朝日は11月17日号の表紙に「雅子さま、皇太子さまは皇籍離脱まで考えていた」との見出しを掲げ、書籍の内容を紹介する記事を掲載した。
宮内庁が原書を入手して調べたところ、該当する記述はなかったという。抗議文は「貴誌の記述には引用符も付されておらず、週刊朝日の見解と受け止めざるを得ない」として、引き続き謝罪文の掲載を求めている。
同誌編集部は「現在、話し合いをしている段階なのでコメントは控えさせていただきます」との談話を発表した。