人権擁護法案マガジン・ブログ版

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吉田松陰12の言葉 1から11まで

  1. かくすればかくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂泉岳寺にて、赤穂義士と自分の下田踏海の心境を重ねた歌。)
  2. 至誠にして動かざるものは未だこれあらざるなり。
  3. 人、賢愚ありといえども、各々一、二の才能なきはなし。
  4. 教授はあたわざるも、君らとともに講求せん。
  5. 飛耳長目
  6. 草莽崛起
  7. 今日死を決するの安心は四時の循環に於て得る所あり。
  8. 死して不朽の見込みあらばいつでも死ぬべし、生きて大業の見込みあらばいつでも生くべし。
  9. 親思う心にまさる親心 けふのおとずれ何ときくらん
  10. 身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂

士規七則

人権擁護法案マガジン第164号(4月15日発行)を加筆修正。


吉田松陰12の言葉 その11
士規七則(松陰先生が、従弟の玉木彦介元服する際に送ったもの。)

  • 一、凡そ生れて人たらば、宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし。蓋し人には五倫あり、而して君臣父子を最も大なりと為す。故に人の人たる所以は忠孝を本と為す。
  • 一、凡そ皇国に生れては、宜しく吾が宇内に尊き所以を知るべし。蓋し皇朝は萬葉一統にして、邦国の士夫世々禄位を襲ぐ。人君民を養ひて、以て祖業を続ぎたまひ、臣民君に忠して、以て父志を継ぐ。君臣一体、忠孝一致、唯だ吾が国を然りと為す。
  • 一、士の道は義より大なるはなし。義は勇に因りて行はれ、勇は義に因りて長ず。
  • 一、士の行は質実欺かざるを以て要と為し、巧詐過を文(かざ)るを以て恥と為す。光明正大、皆是れより出づ。
  • 一、人古今に通ぜず、聖賢を師とせずんば、則ち鄙夫(ひふ)のみ。読書尚友は君子の事なり。
  • 一、徳を成し材を達するには、師恩友益多きに居り。故に君子は交遊を慎む。
  • 一、死而後已(死して後已む)の四字は言簡にして義広し。堅忍果決、確乎として抜くべからざるものは、是れを舎(お)きて術なきなり。

右士規七則、約して三端と為す。曰く、「志を立てて以て万事の源と為す。交を択びて以て仁義の行を輔く。書を読みて以て聖賢の訓をかんがふ」と士まことにここに得ることあらば、亦以て成人と為すべし。


詳しくはこちら。現代語訳あり。ただし一部間違いもあります。
http://www.forum3.com/projects/alt/column/thread103/2003042710.htm


乃木希典―高貴なる明治」(岡田幹彦)より。士規七則について乃木将軍が解説している。以下、2つ目の「凡そ皇国に生れては〜」について。


「これはな、外国がしっかい駄目で、日本ばかり独り天狗でいろといわれたのではない。勿論痩せ我慢的な驕慢な言葉ではないのである。外国の美点は美点、特徴は特徴としてこれを学ぶに決してやぶさかであってはならない。しかし外国の弊風悪徳は断固としてこれを排撃しろといわるるのじゃ。要するに自国の本領を忘れず、真を真とし邪を邪とする事じゃ。それについてはまず第一に、日本国の万邦に冠絶せる国体、金甌無欠なるその国体の最秀最美の精華を深く肝銘せねばならぬのじゃすなわち、皇統連綿たる天皇陛下日本民族の首長にましまし、国民はその一家一門であり、義においては君臣、情においては親子たる一大宣言をはっきり認識することである。かくして忠君愛国の至誠、献身犠牲の大節を万古不易の大信念に貫き、一死以て君国に殉ずるのが日本国体の精華なのじゃ勿論この士規七則は、封建時代の武士階級のために書かれた言葉であって現代の煩雑なる社会組織とは異るが、しかし君臣一体、忠孝一致の道徳は日本精神の真髄、立国の大本、維新鴻業の大原動力であって、確乎不抜の生長こそあれ絶対に退歩を許さぬ報国尽忠の大黒柱というべきものじゃ」(中略)
そのとき一生徒が「個人でも自賛は見苦しいものでありますが、国家でもその通りではありませんか」と質問した。「うん、自賛は自惚じゃよ。自賛と自信とははっきりと区別せねばならぬ。五のものを十と見せるは自惚じゃ。しかし五のものを二と見下すことは卑屈じゃ。五のものを五と正しく認識するのが自信じゃよ。自身は信念を生み、信念は自尊を生むものじゃ。正しき日本国のあるがままの大精神を知って大自信を生ぜよと教えてあるのじゃ」また田中という生徒が、「世界精神と国家精神とは両立するものでありましょうか」とたずねた。「うん、面白い、確かに両立するものだ。世界精神を発揚せんとするには、まず正しき国家精神を擁護愛熱せねばならない。各自の国家を完全な道義国として生長せしめることによって、始めて全人類も一大飛躍を生ずるのだ。」