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日本のいちばん長い日(★★★★)


昭和20年8月14日、そして15日。
阿南陸軍大臣三船敏郎)「御聖断は下った」
日本映画演劇陣 総出演
激動と緊迫の 24時間
「勝つか負けるかはもう問題ではないのです。日本の国民を生かすか殺すか、二つに一つの」
「陛下の録音が放送されてしまっては、全てが終わりになります!」
「何が終戦だ!何が終戦だー!」
「只今より重大な放送があります。全国の聴取者の皆様、御起立を願います」
太平洋戦争に兵士として参加した日本人 1000万人(日本人男子の4分の1)
戦死者200万人 一般国民の死者100万人 家を焼かれ財産を失った者1500万人
全世界注目の超大作
東宝創立35周年記念作品
日 本 の い ち ば ん 長 い 日


おすすめ度★★★★(5段階)
1967年、東宝製作。監督:岡本喜八、音楽:佐藤勝、原作:半藤一利
阿南惟幾三船敏郎(東郷元帥)、鈴木貫太郎笠智衆(乃木将軍)、昭和天皇松本幸四郎明治天皇)、カッコ内は後の「日本海大海戦」での配役。その他、オールスターキャスト。
「降伏か、本土決戦か?日本の運命を決めた昭和20年8月15日、太平洋戦争終結の日。血気はやる青年将校のクーデター。激動の1日を緊迫の映像で描く!」(東宝DVDサイトより)
大東亜戦争終結は昭和27年4月28日であり、休戦協定の締結は昭和20年9月2日である。しかしポツダム宣言の受諾を連合国に通告したのは8月14日であって、終戦詔勅も同日。翌日の正午に玉音放送。その14日から15日正午までの24時間、日本はいちばん長い一日を迎えた。反乱軍による宮城(皇居)の占拠、彼らの目的は録音盤の奪取、連合国に対する徹底抗戦である。一方、阿南陸相はある決断をしていた。それぞれの思惑が交差する中で夜が明け、そして正午がやってくる。5・15事件や2・26事件と違い、何となく共感が持てる8・15事件(もちろん支持はしない)。日本人にとってこれほどの敗戦は、有史以来、いや神代以来、初めての経験であった。人それぞれ、考えは違う。遂に迎えた戦争(いや戦闘か)最後の日、自分ならどうしただろうかと考えながら見るのも楽しい。昭和天皇には国体を護持できるとの自信があった。最も天壌無窮の神勅を信じたのが、昭和天皇だったのかもしれない。