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教育と政治経済

82 名前: 読者さん 投稿日: 2006/10/03(火) 12:44:43 ZVLevxFE
経済が落ちぶれた貧しい状態で子供に満足な教育を施せるでしょうか。
政治と経済は一体です。どちらが欠けても国力は落ち人心は乱れます。


(VIPまとめより)
さて「満足な教育」とは学力、つまり偏差値ではないのですか。それに対して私が考える教育とは、国体・人倫にあり(吉田松陰)。国体・人倫を学ぶことは貧しくてもできます。松陰先生なんて牢屋の中(無期懲役)で学問をしたのです。朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり。何も、いい大学には行くな、金を稼ぐな、とは言いません。「利をうとんずるといふ事は、必ずしも富を厭ひ貧を欲するといふ事ではない。貧富によりて少しも心をみださないといふことである。富んで驕らず、貧しうして屈せず、財の有無によつて心が少しも動揺しないのである。……「武士は食はねど高楊枝」といふのは、この心持をいひあらはした諺である」(平泉澄)ということなのです。もし松下村塾が現代のような教育だったら、維新は成らず、日本は滅亡していたでしょう。能力は志に伴って成長するものです。吉田松陰先生は、「心の底から道を求めようとするものは上であり、名誉利益を得ようがためにするものは下である。それ故に、名誉利益を得たいという初一念で始めた学問は、それが進めば進むほど、その弊害がはっきりし、……その果は、大問題に際し、自分の一身の進退のよりどころを失い、節義を欠き権勢や財利の前に屈して、その醜態、口にするに忍びぬまでになってしまう」(講孟剳記)と言っています。


経済については長期的に考えねばなりません。そもそも日本経済は欧米と同じ資本主義なのか、違うなら何なのか、資本主義でないなら資本主義に変えるのか。いずれにせよ、どう変えて何を守っていくべきか。このような問題から考えていく必要がありそうです。一つだけ言えるのは、戦後の学校教育で二宮尊徳を教えなかったのは大きいということです。「世界の奇跡といわれるわが国の戦後の驚異的な経済発展を底流で支えたのは、二宮尊徳の思想であると近年力説している人が、北京大学・劉金才教授です」(渡邊毅「愛国心の教科書」)。あれこそ「日本資本主義の精神」ですから。本当の経済成長は教育に由って立つのです。


エジソンチャーチルも落ちこぼれです。高杉晋作だってそうです。坂本竜馬や乃木将軍も、最初はどうしようもない子でした。貧しくても一生懸命に印刷業をして、身を立てたのはフランクリンです。


日本が戦争に負けた原因の一つは、腐朽官僚制です。その根源は科挙(受験戦争)にあり! 確かに政治と経済は一体です。しかし、教育と政治は必ずしも一体ではないのです。うまくまとまりませんでしたが、以上です。決して経済を軽視はしません。ただ私は勉強不足なのです。